その3:相手との折り合いをつけない
自分の正しさに固着する人は、「私は正しいのだから、間違っている相手が私に合わせるべき!」と思ってしまい、相手が不満を抱いていても、
折り合いをつけたり、譲歩したりすることをしません。これこそが、一番致命的なことです。
なぜなら、“黙ってあなたから離れていく人”とは違って、正直に不満があることを伝えたり、きちんと注意をしてくれたりして、
“あなたとの関係を改善していきたいと考えてくれる人”との関係すらも、壊してしまうからです。
例えば、恋人と「次のデートでは、とんかつを食べる」という約束をしていたとします。デートに向けて、自分の頭の中では、
とんかつを食べる準備ができていたとします(笑)。そんなとき、恋人が「今日、テレビでラーメン特集を見ていたら、
ラーメンを食べたくなっちゃったんだよね。やっぱりラーメンにしない?」と言い出したとします。
そんな時、あなたが怒りながら、「ひどい! とんかつを食べるのを楽しみにしていたのに。今日はとんかつにすると約束したのだから、
絶対にとんかつがいい!」と言って、恋人を無理やりとんかつ屋に連れて行って、食事をしたとします。
自分はとんかつを食べられて満足でしょうが、ラーメンを食べたかった恋人にとっては、
その日は楽しくないデートになったかもしれません。それで、いい関係が築けるのか?ですよね。
https://trilltrill.jp/articles/1484345