新型コロナウイルスの影響で、横浜港(横浜市)に5カ月近く、大型クルーズ客船が寄港していない。クルーズ客船の受け入れは市の目玉政策で、商業施設を併設する
客船ターミナルを新設したり、同時に着岸できる隻数を増やしたりして整備に取り組んできた。しかし、
クルーズ船運航再開のめどは立たず、新しい設備は宝の持ち腐れとなっている。【樋口淳也】
市によると、横浜港に乗客を乗せた大型クルーズ客船が寄港したのは2月26日の「ぱしふぃっくびいなす」(乗客定員460人、2万6594トン)が最後。以降は寄港ゼロの
状態が続いている。現在は「飛鳥U」(同872人、5万142トン)と「にっぽん丸」(同398人、2万2472トン)が港内に停泊中だ。
https://mainichi.jp/articles/20200721/k00/00m/040/012000c