2020年7月14日、韓国・JTBCによると、韓国・全羅南道が米国市場に売り出した特産物に「日本風の商品名」が付いていることが物議を醸している。
全羅南道庁はこのほど、インターネット通販世界大手の米アマゾンに「全羅南道ブランド館」をオープンした。韓国の地方自治体としては初めての試みで、
道内の農水産輸出企業の海外輸出を支援する目的だという。
しかし商品の説明を見ると、のりは「SUSHI NORI(すしのり)」、清麹醤(チョングクチャン、大豆発酵食品)は「NATTO(納豆)」となっている。
のりはパッケージにも「SUSHI NORI」と書かれているという。これを発見した韓国のあるネットユーザーは「キム(韓国語で『のり』)やキンパ
(韓国語で『のり巻き』)という名称は外国人にも知られている。『SUSHI NORI』と言わないと伝わらないという考えは誤りだ」「公的機関が
主管なのだから、商品名の決定には慎重になるべき」と指摘し、道庁に商品名の変更を求めたという。
これに対し、道庁は「国民感情と世界最大ののり主産地というプライドを無視したパッケージデザインだった」とミスを認めたが、「アマゾン内の
ブランド館は、現地の専門業者が運営を代行している」と説明している。データ分析の結果、「SUSHI NORI」で検索する顧客が多かったため、
運営業者が輸出企業に当該表記を提案したものだとしているが、道庁はこれを知りながら商品名を変更しなかったという。
問題が大きくなったことを受け、道庁はこののり製品をブランド館から除外した。「初めてのことなので、至らない部分があった。これを機に、
『SUSHI NORI』ではなく『Gim(キム)』として積極的に宣伝したい」と話しているという。
https://www.recordchina.co.jp/b820975-s0-c30-d0144.html