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線路脇の斜面に子やぎ住み着く 捕獲できず飼い主お手上げ 千葉
千葉県佐倉市を走る鉄道の線路沿いにあるコンクリートの斜面に、近くから逃
げ出してきたメスの子やぎが住み着いて、1か月半ほどたっても捕獲できない状
況が続き、飼い主が頭を悩ませています。
子やぎが住み着いているのは佐倉市の京成電鉄の線路沿いにある、高さおよそ
20m、幅およそ400mのコンクリートで覆われた斜面です。
飼い主の63歳の男性は、ペットショップで購入した生後3か月のメスの子やぎ
を、水田が広がる場所に設けた高さおよそ1mほどの柵の中で、5月上旬から飼
育していましたが、2週間ほどで逃げ出したということです。
子やぎはいつの間にか800mほど離れた斜面に移動して住み着いたということ
で、コンクリートの飛び出た部分に足をかけて歩きながら、落ち着いた様子で
近くに生えている草を食べています。
雨の中、斜面で時折、足を滑らせることもありますが、これまで列車との接触
事故が起きたことはなく、通行人から連絡を受けた警察や消防が捕獲しようと
しても逃げ続けているということです。
京成電鉄は「やぎが線路上に落ちてくる可能性は否定できないが、通常どおり
の安全確認で十分だと考えている」として、付近でスピードを落とすなどの対
応は取っていないということです。
飼い主の男性は「ご迷惑をかけて申し訳ありません。逃げ出した子やぎは、も
ともと人に懐かず、野性味が強い性格でした。わなを使って捕らえられないか
試行錯誤していますが、何かいい方法があれば教えてほしい」と頭を悩ませて
いました。
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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200710/k10012509251000.html
動画
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