トランプ米政権が、来年7月6日付で世界保健機関(WHO)から脱退すると、国連に正式通知した。
新型コロナウイルスをめぐるWHOの対応を「中国寄り」と批判してきたトランプ大統領の方針に沿った対応だが、
国内でも批判が出ており、11月の大統領選の結果によっては見直されそうだ。

トランプ氏は5月末、「WHOは中国に支配されている」として脱退を宣言した。
米国は1948年に加盟した際、脱退する場合には1年前に通知することなどが条件となっていた。
今回の通知は6日付で、正式脱退は1年後になる。

WHO予算は2年単位で編成され、2018〜19年は総額約56億ドルのうち、米国が約15%を拠出。
20〜21年の予算も11%を米国に頼っており、脱退となればスタッフ削減や活動規模の縮小につながりかねない。


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