新型豚インフルの流行懸念、中国は重大視しない姿勢

【AFP=時事】中国で新型の豚インフルエンザが確認され、パンデミック(世界的な大流行)の
恐れもあるとの研究結果が発表されたことを受けて、同国外務省は1日、研究対象が限られていたとして、
重大視しない姿勢を示した。


 米科学アカデミー紀要(PNAS)に6月29日に発表された論文によると、「G4」と名付けられた
この豚インフルエンザの新型株は、人間に感染する「あらゆる基本的特徴」を備えており、
新たなパンデミックの可能性もあるという。

 だが中国外務省は1日、この懸念を重大視しない動きを見せた。同省の趙立堅
(Zhao Lijian)報道官は定例会見で、「論文の中で言及されたG4はH1N1ウイルスの亜種」であり、
「検体数は少なく、全体像を表すものではないというのが、専門家らの結論だ」と述べた。

 その上で趙報道官は、「関連部局や専門家ら」が監視を続け、注意喚起を行い、
適時に対応していくと強調した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/00cc5382ba546368dcbabe80249afaf9b5e0ee0f