韓国の康京和外相は2日、日韓関係の悪化について、日本政府による韓国向けの輸出管理の強化措置が
「最大の問題だ」と主張しました。

康外相は2日午前の記者会見で、日韓関係の悪化について、対話を通じて問題を解決する姿勢を示しつつ、
「両国の隔たりは大きい」と述べました。その上で、日本政府による韓国向けの輸出管理の強化措置が「最
大の問題だ」と主張。韓国の最高裁判所が、日本企業に賠償を命じた元徴用工訴訟の判決への不満から、
日本側が報復として、不当な措置を取ったとの認識を改めて示しました。

元徴用工訴訟をめぐっては、原告側が差し押さえている日本企業の資産について、日本政府は、「現金化さ
れれば深刻な状況を招く」と警告しています。しかし、康外相は2日の会見でも、「最高裁判所の判決が尊重
されるべきだ」などと、韓国政府としての原則を述べるにとどめ、具体的な対応策は示しませんでした。

https://www.news24.jp/articles/2020/07/02/10671034.html