中国、香港国家安全法制を可決−黄之鋒氏や周庭氏が民主団体離脱へ

中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は30日、香港国家安全法制の柱となる「香港国家安全維持法」草案を全会一致で可決した。
中国への香港返還記念日である7月1日までの施行が見込まれている。民主活動家、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏はフェイスブックで、自ら創設に関わった政治団体「香港衆志(デモシスト)」からの離脱を表明した。

  デモシストから離れると表明した黄氏は個人の身分で活動を続けると説明。香港国家安全法で禁錮数十年、中国本土への身柄引き渡しもあり得る中で、厳しい運命と不確実性に直面し、責任を担うには勇気が必要だとコメントした。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-30/QCQ0C7T1UM0Y01