回転焼きの製造・実演販売店舗を全国展開する「御座候(ござそうろう)」(兵庫県姫路市)は7月1日から、社内のナンバーワン手焼き職人を選ぶ技能コンテストの審査員を一般から初めて募集する。
何段階もの予選を勝ち抜いたファイナリスト2人による最終決戦で審査を務め、味はもちろん、実演中の所作などのチェックもしてもらう。

 決勝は9月18〜20日の3日間の長丁場で、予定している審査員の数も150人近くに上る。本社に隣接する実演技能研究所で開催。応募の受け付けは7月31日まで。

 「御座候」の商品名で回転焼きを製造販売する同社は全国で73店舗を展開し、手焼きに携わる職人は200人以上に及ぶ。
店頭で見せる生地や餡(あん)を扱う手さばきの鮮やかさも人気の一つで、思わず立ち止まってじっくり見入る買い物客や子供も少なくない。

 そんな職人の手焼き技術にさらに磨きをかけるため、同社では平成26年から社内コンテストを開始。
例年は幹部社員や技能向上の担当者らが審査員を務めるが、創業70周年の今年は、御座候ファンら一般消費者から審査員を募り、イベントとして盛り上げようと企画した。

https://www.sankei.com/smp/west/news/200630/wst2006300007-s1.html