マネジャーの2割が「リモートワーク続けたくない」 人材育成や業務スピードに課題感


マネジャーの約2割が「リモートワークを続けたくない」と考えている――
カオナビが新型コロナウイルス感染拡大を受けて行った、働き方の実態調査でこんな結果が出た。

調査では全体の51.7%が「今後もリモートワークを続けたい」と答えた。
「続けたくない」は16.0%にとどまったが、立場別にみると希望度に差があった。

 マネジャーのうち“続けたい派”は47.3%で、一般社員の56.0%を下回った。
また、マネジャーの21.3%が“続けたくない派”で、一般社員の10.7%を上回った。

組織運営におけるリモートワークの懸念点は「人材育成が難しくなる」(39.0%)がトップ。
「業務の進捗が遅くなる」(32.0%)、「売り上げや達成率などの成果を維持しづらくなる」(28.3%)と続いた。

カオナビは「上位の3つはマネジメント上の課題と言い換えられる。
マネジャーはこれらのプレッシャーを感じ、リモートワークをネガティブに評価していると考えられる」としている。

リモートワーカーが「働く上で役立った/役立ちそう」と答えた施策は
「オンライン会議ツールの導入」(40.0%)、
「ワークフローツールの導入」(22.3%)、
「ビジネスチャットツール、社内SNSの導入」(21.7%)
などだった。


https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2006/26/news080.html