6月20日、北極圏に位置するロシア、シベリアの町ベルホヤンスクで、気温が過去最高の38℃を記録した。これを単なる突発的な出来事と
とらえてはいけない。科学者たちによれば、今回の記録は地球が急速に高温化していることの証しであり、
北極圏は今後ますます加速的に暑くなることを示しているという。

「ずいぶん前から、熱波のような異常気象はより頻繁になるだろうと警告してきましたが、思ったよりも早くそれが起こっているようです」と、
デンマーク気象研究所の気象科学者、ルース・モトラム氏は言う。

 1885年にベルホヤンスクで記録が開始されて以来、38℃を観測したのは今回が初めて。しかも、それは一時的な暑さではなかった。
原因となった熱波は、少なくともあと1週間は続くだろうと予測されている。

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/062500380/