セブン-イレブン・ジャパン(東京)は12日、つくば市大砂の「セブン-イレブンつくば大砂店」の店舗従事者が新型コロナウイルスに感染したとの同社発表は、店舗従事者による嘘の報告だったと明らかにした。
同社は10日に公式ホームページ上で従事者の感染を公表していたが、翌11日に従事者が店舗オーナーに対して虚偽報告したことを認めたという。
同社は「店舗のお客さまをはじめ皆さまに大変なご迷惑とご心配を掛けた」と謝罪した。店は9日夕以降休業していたが、14日に営業を再開する予定という。
同社は従事者に対して、法的措置も含め対応を検討していくという。
同社の感染発表を巡っては、茨城県やつくば市が事実確認に追われるなど自治体の現場も困惑。県疾病対策課は「患者発生届を県内で受理しておらず、詳細は分からない」としていた。
■セブン-イレブン・ジャパンが公表した今回の騒動経緯(発表資料より)
6月9日(火)
・当該店舗従事者より、別勤務先(東京都)の関連施設である医療機関(東京都)にてPCR検査を受診し、陽性判定が出たとの報告を、つくば大砂店のオーナー様が受ける
・つくば大砂店では、お客様及び店舗における全従事者の健康を第一優先に考え、速やかに店舗を一時休業し、店内の消毒を実施
6月10日(水)
・当社ホームページ上に店舗休業のニュースリリースを掲出
6月11日(木)
・当社では、当該店舗従事者の新型コロナウイルスへの感染に関する事実確認を継続していたところ、当該店舗従事者よりオーナー様に対し、新型コロナウイルス感染が虚偽であった旨の申告がなされる
6月12日(金)
・当社より当該店舗従事者に対して事実確認を実施し、新型コロナウイルス感染の事実が無いことが判明
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15919479813555