また、本人やプラットフォーム側の都合で削除が行われると、誹謗中傷の「当て逃げ」のようなことができてしまい、被害者側が証拠を抑えるのが難しくなってくる問題もある。

その一例として、2018年5月に起こった「ネトウヨ春のBAN祭り」と呼ばれるネット上の“祭り”的なイベントを荻上さんはあげる。
当時、TwitterやYouTubeのヘイトコンテンツを、匿名掲示板「5ちゃんねる」の ユーザーなどが次々と通報したことで、数万単位のヘイト投稿やヘイト動画が削除された。

「サイバー環境の見直しになった点は良かった」(荻上さん)一方で、伊藤さんへ中傷を繰り返していたアカウントも凍結されたため、訴訟候補の書き込みも容易には閲覧しづらくなってしまった。


https://news.yahoo.co.jp/articles/22cbb2d83dd6e556fb514438d4a4b137a69ff406?page=3