東京都内で2日、新たに34人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたことをうけて、
都は、感染状況の悪化の兆候が見られるなどとして都民に警戒を呼びかける「東京アラート」を
出す方向で調整を進めています。「東京アラート」を出すことになれば初めてです。

これに関連し小池知事は2日の都議会で、「きょうの陽性者数は34人にのぼり、ほかの
モニタリング指標もこの数日、厳しくなっている。この数値をうけて、『東京アラート』を
発することも含めて、専門家の意見も踏まえて早急に検討していく」と述べました。

そのうえで、「現在のステップを直ちに変更するものではないが、より一層、外出、
特に夜の街へのお出かけを控えていただくことなどをお願いしていくものだ」と述べました。

都は、専門家の意見を踏まえたうえで、2日夜、対策本部会議を開き、こうした方針を確認する予定です。
『東京アラート』とは
「東京アラート」は、東京都が休業要請などを段階的に緩和していくにあたって、
感染状況が再び悪化したと判断した場合に都民に警戒を呼びかける都独自の対策です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200602/k10012455031000.html