刺されたら死亡することも 実は酢が有効 海のハブクラゲ 沖縄県が注意報発令
県保健医療部は1日、猛毒を持つハブクラゲ発生注意報を発令した。6月上旬から人体に被害を与える大きさに急成長するためで、9月末まで。
海水浴やマリンレジャー時は肌の露出を避け、ハブクラゲ侵入防止ネット内で泳ぐことや、毒の発射を止める働きがあり、応急措置に有効な酢(食酢)の持参を呼び掛けている。
ハブクラゲは過去に3件の死亡事故も発生。県は刺された場合の対応として、(1)海から上がり、激しい動きをせずに、近くにいる人に助けを求める(2)刺された部分をこすらず、酢をかけて触手を取り除き、氷や冷水で冷やす(3)医療機関を受診する−よう呼び掛けている。
県は日本語のほか英語、中国語でも注意報を発令した。県内の海の危険生物による刺咬(しこう)症被害は2019年に166件発生し、うち22%(37件)がハブクラゲによるものだった。
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