本田技研工業が北米で展開する高級車ブランド「アキュラ」は5月29日(現地時間)、新型「TLX」2021年モデルを発表した。
今秋から米国での販売を開始し、価格は3万ドル半ば〜を予定。
また、2021年春にはハイパフォーマンスバージョンである「TLX Type S」を導入することが予告されており、Type Sの復活は10年ぶりのことになる。
TLX、TLX Type Sともにトルクベクタリングを実現する「SH-AWD(Super Handling-All Wheel Drive)」を採用する。

 パワートレーンについては、標準仕様となるTLXがVTEC搭載の2.0リッターターボエンジン、TLX Type Sが
栃木にあるR&Dセンターが開発を主導したV型6気筒3.0リッター直噴ターボエンジンで、いずれもシーケンシャルSportShiftを備えた10速ATを組み合わせる。
2.0リッターターボは最高出力272HP、最大トルク280lb-ftを発生(3.0リッターターボの出力/トルクについては現時点で不明)。

SH-AWDも進化した。新型TLXに搭載される第四世代は、リヤのトルク容量を40%増とすることで、フロントからリヤへのトルク伝達の速度を30%向上している。
新型TLXでは通常走行時、エンジントルクの最大70%をリヤアクスルに伝達し、リヤアクスルは走行状況に応じて、そのトルクの最大100%を左右の後輪に配分することが可能だ。
なお、SH-AWDは2.0?車にオプション設定、タイプSには標準設定となる。4WDのタイプSは、新型TLXが初めてだ。

https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1255372.html
https://motor-fan.jp/article/10014956
https://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/1255/372/015_o.jpg
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