9日に沖縄県の尖閣諸島の沖合で日本の領海に侵入した中国海警局の船2隻は、10日午後3時現在も領海内にとどまっています。

中国海警局の船が領海内で確認されたのは3日連続で、第11管区海上保安本部が直ちに出るよう警告を続けています。

海上保安本部によりますと、尖閣諸島の魚釣島の沖合で、中国海警局の船2隻が、9日午後6時すぎから相次いで日本の領海に侵入しました。

2隻は10日午後3時現在、魚釣島の西南西およそ10キロの日本の領海内にとどまっているということです。

中国海警局の船が領海内で確認されたのは3日連続で、これは平成28年8月以来となります。

付近の海域には漁業者3人が乗った日本の漁船が操業していて、海上保安本部は漁船の安全を確保するため、周囲に巡視船を配備するとともに、中国海警局の船に対し直ちに領海から出るよう警告を続けています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200510/k10012423921000.html