4文字地名ナンバー「尾張小牧」なぜできた? ふたつ目「伊勢志摩」に「幻の4文字」も
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自動車ナンバープレートの新たな地域名表示として、2020年5月11日(月)から全国17の地域で、いわゆる「ご当地ナンバー」の交付が開始され、三重県で「伊勢志摩」ナンバーが誕生します。
これにより、愛知県の「尾張小牧」ナンバーが、「全国唯一の4文字地域名表示」ではなくなります。

【画像】幻の4文字ナンバー「雪国魚沼」

「尾張小牧」ナンバーは、いまから40年ほど前の1979(昭和54)年、登録台数が急増していた「名古屋」ナンバー地域から、愛知県の尾張地域北部が分割される形で誕生しました。珍しい4文字の地域名表示となった経緯は、当時の新聞などにも見られます。

 それによると、小牧市に自動車検査登録事務所が新設されることになり、本来であれば「小牧」ナンバーができるところ、その対象地域で小牧市よりも規模が大きい一宮市などが反対し、
同じ愛知県の「三河」ナンバーにならって旧国名の「尾張」ナンバーを主張。3年にわたり争った末、当時の愛知県知事が折衷案を提示して誕生したのが、「尾張小牧」でした。

 なお一宮市は、国によるご当地ナンバーの第1弾募集に応募し、2006(平成18)年に「一宮」ナンバーが誕生しています。同じ「尾張小牧」ナンバー地域で一宮市に次いで人口の多い春日井市もこれに追随、2014(平成26)年に「春日井」ナンバーが誕生しました。
愛知県では「三河」ナンバー地域だった「岡崎」「豊田」と、ご当地ナンバーが4つも新たにできた一方で、知多半島など旧尾張国を含む「名古屋」ナンバー地域は、従前のままです。