【新型コロナから身を守る99の知恵】
【Ｑ83】「心の感染」をどうするのか？
新型コロナウイルスの「体の感染」の情報はあふれているが、次に待ち受けているのは「心の感染」「社会の感染」だ。警鐘を鳴らしているのが日本赤十字社だ。YouTubeの公式チャンネルで、負の連鎖を断ち切るアニメーション動画を公開している。
動画では、ウイルスの本当の脅威は人々の「恐怖心」だとし、「もうみんな助からない」「誰かが情報を隠している」「ウイルスが広まっているのはあいつのせいだ！」と思うのはやめようと呼びかけている。
「配信わずか２日で50万回を超える再生回数は正直、驚き。感染した人たちを非難し、陰謀論に飛びつく中、心ある人たちには冷静に事態を見ようという機運が高まっているのでしょう」（ジャーナリスト・中森勇人氏）
日本赤十字社は非難や差別をなくす方法として「パソコンやスマホを消す」「友人らに電話してみよう」と呼びかけている。すでに社会の分断をあおるかのような元政治家や作家の発言が相次いでいて、日本赤十字社が心配した通りの事態になってきている。
【Ｑ84】備蓄可能な「野菜」はどんなもの？
東京都が濃厚接触を減らすため、スーパーへの買い物を「３日に１回」に制限するよう要請している。もとより買い物を控えたい人は増えているが、どうしてもネックになるのが日持ちしない「野菜」の調達だ。
そこで、野菜ジュースの「カゴメ」に対応策を聞いてみた。
「長い巣ごもり生活では体の機能を円滑に保つビタミン、ミネラル、食物繊維が不足しがちです。そこで当社では、不要不急の外出自粛要請が続く中、『ローリングストック』という備蓄方法を提唱しています。
従来の缶詰などの備蓄だけではなく、タマネギやニンジンなど日持ちする野菜をストックし、なくなったらすぐに補充する方法です。管理栄養士の望月理恵子さんの助言では、それらのほかに当社の『野菜一日これ一本』のようなジュースのほか、ピクルス、乾燥野菜も重宝するそうです」（カゴメ広報担当者）
同社の野菜ジュースの賞味期限は長いもので５年以上。市販されている瓶詰の「ピクルス」は約６カ月。無印良品「乾燥野菜シリーズ」は180〜360日。
生のジャガイモ、ゴボウ、タマネギでも、冷暗所なら数カ月の保存が可能だ。買い物自粛もアイデア次第でどうにかなりそう。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200428-00000011-nkgendai-life
