米ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス治験薬レムデシビルはマウスの精子の数を減らす可能性があることが、中国の研究チームによる暫定試験結果で分かった。

  深圳市婦幼保健院と深圳市第二人民医院の試験では、レムデシビルを投与されたオスのマウス28匹で精子の数と運動性が低下傾向を示した。
また、精子の異常の数も増加した。ピアレビュー(査読)は実施されていない。

  試験結果はコールド・スプリング・ハーバー研究所が運営する生物学関連の査読前原稿ウェブサイトに23日掲載された。
上海にあるギリアドの事務所には26日、コメントできる人がおらず、同社に電子メールを送ったが返信はなかった。

ギリアドのレムデシビル、マウスの精子数を減少も−中国の研究
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-04-26/Q9EZHVT0G1KZ01