バンク・オブ・アメリカ(BofA)は向こう18カ月間の金相場の目標価格をオンス当たり3000ドルに引き上げた。これは現在の最高値を50%余り上回る水準。
マイケル・ウィドマー氏を含む同行のアナリストは、従来2000ドルに設定していた金の目標価格を上方修正した。
新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた経済を支援するため、世界各国の政策当局者が財政や金融政策を通じて巨額の刺激策を投入していることが理由。
BofAは「FRBは金を造幣できない」と題したリポートを発表し、「経済生産が急激に落ち込み、財政出動が急増、
さらに中央銀行のバランスシートが倍増する中、不換通貨への圧力が高まる可能性がある」と指摘、「投資家は金を狙うだろう」と予想した。
BofAは金相場の平均値を今年が1695ドル、2021年は2063ドルと予測している。これまでの最高値は2011年9月に記録した1921.17ドル。
BofA、金の目標価格を3000ドルに上げ−「FRBは造幣できない」
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