政府が安定的な皇位継承策の検討に向けて実施している有識者への意見聴取で、
戦後に皇籍を離脱した旧宮家の復帰に関する考えを尋ねていることが15日、分かった。
安倍晋三首相は皇位の男系継承維持の重要性を主張しており、
政府が今後まとめる予定の論点整理に皇位継承策の一つとして旧宮家の復帰が初めて明記されるかが焦点となる。

関係者によると、意見聴取は内閣官房の職員が個別に複数の有識者を訪ねて実施。
皇位継承者が(1)秋篠宮さま(2)悠仁さま(3)常陸宮さまの計3人と戦後最少である現状を踏まえ、
現行の皇位継承資格や婚姻に伴う皇籍離脱制度に関し維持・見直しなどの意見を尋ねた。

 旧宮家の復帰については▽旧宮家の未婚の男子が内親王と結婚
▽現存する宮家に養子に入る▽皇籍取得−などの考えを聴いたという。
伏見宮家など11宮家の51方は昭和22年10月に皇籍を離脱している。


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