緊急事態「報ステ」全スタッフ100人超が自宅待機
https://www.nikkansports.com/m/entertainment/news/amp/202004130000698.html
[2020年04月14日05時00分]

テレビ朝日富川悠太アナウンサー(43)の新型コロナウイルス感染が明らかになってから一夜明けた13日、
同アナがメインキャスターを務める報道番組「報道ステーション」(月〜金曜午後9時54分)のスタッフ全員が自宅待機していることが分かった。

フリーアナウンサーの赤江珠緒(45)は、レギュラーを務めるTBSラジオ「赤江珠緒たまむすび」(月〜金曜午後1時)に電話出演し、
「報ステ」制作に関わる夫も感染している恐れを語った。

「報ステ」ではこれまで、感染者が出た際にも放送を維持するため、スタッフをチーム分けにして“共倒れ”を防ぐ策を講じていた。
だが、富川アナ以外にも感染の疑いが出てきたことから、ついに全スタッフの自宅待機を決めた。

同局によると、12日の時点で約20人のスタッフが自宅待機に。
しかし同局関係者は、この日までに「結局全員が自宅待機になったようです」と明かす。
さらなる感染拡大を予防し、クラスター(小規模な集団感染)を発生させないための措置とみられる。100人超の制作スタッフは自宅に控え、
今後は現スタッフなしで番組制作にあたる異例の対応をとることになる。

報道局内から他番組の制作に従事する人員をかき集めて放送する緊急事態。先の関係者は「報道局の総力戦。半分近くは『報ステ』OBだったり、経験者もいる。
かつてないことだが、できないことはない」。また、潜伏期間を考慮して「少なくとも2週間はこの態勢でしょう」と話した。

中略

関係者は、富川アナが入院した10日には赤江アナの夫ら幹部社員が「出社したが自宅に戻された」とし、他にも感染者がいる恐れを指摘した。
テレ朝報道局の力が問われる、総力戦の2週間になりそうだ。