自粛の都民へ石川県知事が観光PR 批判受けても持論
2020年4月1日

新型コロナウイルスの感染が拡大しないよう外出の自粛が続く東京都民に向け、石川県の谷本正憲知事は1日、
「兼六園を散策すれば心身のリフレッシュになる。新幹線で2時間半。日帰りもできる」と県内への観光をアピールした。
県庁であった新型コロナ対策の会議後、報道陣の取材に答えた。

谷本知事は、大々的な誘客を進めることはできないと断ったうえで「兼六園」をアピール。東京都知事が外出自粛を
要請した点に触れ「だからこそ、受け皿が必要」とも語った。

https://www.asahi.com/articles/ASN415S95N41PISC011.html


石川 谷本知事「県独自の緊急事態宣言の可能性も」
2020年4月10日

石川県では10日、新たに20人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
石川県で1日に20人の感染が確認されるのは初めてで、谷本知事は県として独自の「緊急事態宣言」を出すことについて
「可能性はある」としたうえで、県民に対し、不要不急の外出を自粛するよう呼びかけました。

谷本知事は新型コロナウイルス対策本部会議の後、記者団の取材に応じました。

この中で、緊急事態宣言の発表を国に要請する考えがあるのかという質問に対して「県内では現在可能性のあるものも
含めて3つのクラスターが同時に発生している。こうした状況を考えると県として独自の緊急事態宣言を出す可能性はある」
と話しました。

そのうえで谷本知事は、県民に対して接客を伴う飲食店へ行くことや不要不急の外出を自粛するよう呼びかけました。

また、現在、新型コロナウイルスに対応できる病床がどの程度確保できているのかという質問に対して
「現在、民間病院なども含めて500床を確保している。現時点では、病床が足りないという状況は起きていない」と話し、
十分な入院体制が確保できているとする見解を示しました。

一方、谷本知事は「東京から来るからというだけで、感染の可能性があるとして往来の自由は制限できない」など、
他県からの往来に関して容認する考えを示していたことについて「全面的に方針を転換する。先月の20日から28日までは
県内では感染者が出ておらず、結果として見通しが甘かった」と話し、これまでの発言を見直す考えを示しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200410/k10012381131000.html