自動車メーカーSUBARU 操業停止 市に相談多数 群馬 太田

自動車メーカーの「SUBARU」は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で群馬県太田市の工場の操業を、
9日から一時的に停止しました。関連企業も多い太田市の窓口には、当面の生活費や国の支援制度など
多くの相談が寄せられています。

SUBARUは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、部品の調達が難しくなっていることなどから、
群馬県太田市にある群馬製作所の操業を9日から一時的に停止しました。

太田市の社会福祉協議会が市役所に設けている窓口には、仕事を休まざるを得なくなった人から、
生活費の貸し付けについての相談などが今週になって増え始め、多い日には1日50件近く寄せられている
ということです。

窓口の担当者は、「SUBARUで働く派遣社員や関連会社の従業員などから収入が減ってしまうので
困っているという相談が多く寄せられている。先が見えず、不安を抱えていて影響はかなり出ている」と
話していました。

また太田市が今月6日から設けている新型コロナウイルスに関するコールセンターにも、国の支援制度などに
ついての相談が、9日午前中までに70件余り寄せられたということです。

太田市の清水聖義市長は、「本体が休めば、関連会社もすべて休みになってしまう。きょうはトラックも少ないし、
まちも静かだ。人も物も動かなければ、当然お金も動かないので、影響は大きい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200409/k10012378171000.html