今後、懸念されるのが更なるクラスターの確認だ。
シャルムが入居するビルには、エレベーターがある。感染者と同乗した際の飛沫(ひまつ)感染や、
間接的な接触による感染のリスクを排除できない。ウイルスが付着したエレベーターのボタンを
触った手で口や目の粘膜に触れ、感染する可能性もある。
実際に、こうした懸念を裏付ける事例も確認されている。先月25日に同じビルの別の飲食店を
利用した瑞穂市の60歳代男性が感染したことが5日明らかになり、7日には、男性と店を訪れた
2人の感染も新たに判明。岐阜市は、シャルムとの関連を視野にこの店の調査も行う方針だ。
ただ、岐阜市の調査は難航している。岐阜県内で他にクラスターが発生した可児市のスポーツジム・合唱団の
事例では、追跡調査で関係者延べ計300人以上を全員特定した上で、症状の有無にかかわらず、
PCR検査を進めた。計18人の感染が判明し、県は一応の収束をみたと判断している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200408-00050267-yom-soci