奥飛騨温泉郷の旅館「奥飛騨薬師のゆ本陣」(岐阜県高山市)が破産申請することが1日、代理人弁護士らへの取材で分かった。新型コロナウイルス感染拡大で宿泊客が激減し、終息の見通しも立たないため営業継続を断念した。

 代理人弁護士によると、負債総額は約2億1千万円。千葉県の感染者が2月に奥飛騨温泉郷に宿泊していたことが判明したことや、他国からの渡航制限が相次いだことを受け、キャンセルが増加したという。

 当初は3月末に休館し7月以降の再開を検討したが、世界的に感染拡大が止まらず、破産申請することを決めた。

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