「NHKは存亡の危機」上田前会長発言 経営委員長が認める 参院総務委 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20200331/k00/00m/040/314000c;
かんぽ生命保険の不正販売を報じた番組を巡り、NHK経営委員会が2018年に当時の上田良一会長を厳重注意した際、
上田氏が「（経緯が公になれば）NHKは存亡の危機に立たされることになりかねない」と強く抵抗していたことが判明した。
31日の参院総務委員会で、立憲民主党の難波奨二議員の質問に対し、森下俊三経営委員長が認めた。
上田氏は18年10月、日本郵政グループの抗議に同調した経営委から、ガバナンス不足などを理由に厳重注意を受けた。
上田氏はその際の経営委会合で「個別番組に関係した形のガバナンスになると対応が非常に難しい」などと反発したことが取材で判明している。
経営委員は放送法で個別番組への介入が禁じられており、上田氏の「存亡の危機」発言も、
厳重注意がそうした行為に当たりかねないことを懸念したものとみられる。上田氏は今年1月に任期満了で退任した。【NHK問題取材班】
