長崎市片淵2丁目の済生会長崎病院は19日、昨年8月に80代の女性にペースメーカーを植え込む手術をした際、体内に止血用のガーゼを置き忘れる医療事故があったと公表した。
 ガーゼは年明けに長崎大病院で見つかり、取り出した。女性は2月中旬に同病院を退院しており、現在は静養中という。
 済生会長崎病院は事故原因について、目視確認しただけでガーゼを数えておらず、ガーゼの素材もエックス線対応の物ではなかったと説明。
再発防止策として、▽手術開始時と終了時にガーゼを必ず数える▽ガーゼをエックス線対応の物に変える▽職員への医療安全教育を徹底する−の3点を挙げている。
 事故の詳細については、「25日に記者会見を開いて説明する」としている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200320-00000003-nagasaki-l42