マスク増産 菅氏「3月は月6億枚超」、「4月はさらに上積み」 新型コロナ
毎日新聞 2020年3月17日 17時32分(最終更新 3月17日 17時32分)

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記者会見で記者を指名する菅義偉官房長官=首相官邸で2020年3月17日午前10時1分、吉田航太撮影

 菅義偉官房長官は17日の記者会見で、3月のマスクの供給量が政府が目標に掲げた「月6億枚」を超えるとした上で「4月にはさらに上積みを予定している」と明らかにした。3月の供給量は例年なら花粉症シーズンのピークをまかなえる量だが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で品薄が続いている。菅氏は「需給状況を注意深く確認し、少しでも早く品薄を解消できるよう取り組んでいく」と述べた。

 菅氏は現状について「週1億枚以上供給できる見通しとなったが、医療機関や公共事業者から優先供給してほしいという要望があり、店頭にも十分なマスクが並んでいない」と説明した。その上で、国内での増産、中国などからの輸入回復などで「3月は月6億枚超(うち国産が約7割)が確保される」との見通しを示した。

 また、新型コロナウイルスの感染者に対応する全国約400カ所の感染症指定医療機関などへの優先供給について「(国の仲介で)2月25日以降に30万枚を供給した」と説明。国購入の1500万枚と国保有の約250万枚を早期に優先供給する考えも示した。【秋山信一】
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