栃木県南部に住む30代の女性が、新たに新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。県は女性の詳しい行動歴や濃厚接触者などについて調査しています。

栃木県によりますと、新たに感染が確認されたのは、県南部に住む30代の会社員の女性です。

女性は、複数の感染者が確認された大阪 北区のライブハウスで行われた先月23日のコンサートに参加していたほか、集団感染が疑われている大阪 都島区のライブハウスを訪れた友人と、その前日に立ち話をして接触していたということです。

宇都宮市内の商業施設で販売員として働いていて、先月25日に発熱やのどの痛みが出たため、翌日から仕事を休んでいました。

その後、大阪のライブハウスでの感染者の報道などを見て、今月1日に保健所に相談し、5日になって検査を受けた結果、感染していたことが確認されました。

女性は症状は軽く現在は自宅にいますが、近く県内の感染症指定医療機関に入院することにしています。

県は女性の詳しい行動歴や濃厚接触者などについて調査しています。

栃木県で新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは2人目で、栃木県の福田富一知事は「濃厚接触者などをしっかり追跡調査して感染拡大防止に努める」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200305/k10012316191000.html