お笑い芸人のカンニング竹山さんは、日本政府の対応について「人の行き来を止めるのが遅すぎないか」と訴える。

真っ先に思うのは、中国政府が出しているデータが本当かどうかがあやしいということですよね。
感染者が2万4千人を超えたと発表されていますけど、日本に帰国した人の発症率を考えると、武漢の人口からして10万人超えていてもおかしくないんじゃないかと思うんですよね……。

一方で病気の治療や撲滅のために医師や研究者などの専門家を派遣したり、ノウハウを伝えたり、中国政府と協力してできることはあると思うんですよね。
そういう支援と協力はしつつ、止めるものは止めるという判断をしないと、不安だけが膨らんで差別も起こってくるんじゃないかと心配です。


僕は週末に関西へ行っていましたが、関東よりもマスク率が高いなと感じました。
やっぱりインバウンドで中国からの旅行者がいっぱい来ている地域だし、みんなその事実を知っているからマスクを買うんでしょう。
想像でしかないけど、中国の人が横にいたりすると「あっ」と思うかもしれないし、口には出さなくても不安が広がったりしているんじゃないかと感じました。

今回のことでわかったのは、日本人は良くも悪くも中国のことをナメているんじゃないかということ。
このコラムでも以前、テクノロジーの分野について「中国や台湾に遅れ始めている」と書きましたが、今や日本企業が中国企業を頼る時代です。
スマートフォン関連の製品だって、HUAWEI(ファーウェイ)の技術がないと成り立たなくなっている。申し訳ないけど完全に負けています。そういうことを知らない人も多い。
https://dot.asahi.com/dot/2020020500015.html