クルーズ船検疫官が新型コロナウイルス感染 乗客ら新たに39人も 入院の4人重症(時事通信)

 新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について、厚生労
働省は12日、同船の検疫に対応した検疫官1人の新型ウイルス感染を確認したと発表した。

 検疫官の感染判明は初めて。また、新たに検査結果が判明した乗客ら53人のうち、39人の感染も
確認された。

 同船の乗客乗員の感染者は検査を受けた延べ492人中、174人。国内感染者は計203人となった。

(中略)

 厚労省によると、感染した検疫官は男性で、今月3、4日、検疫に関する質問票を乗客から回収する
作業などを担当。その際、マスクと手袋は着用していた。5〜7日は船外で勤務し、9日に発熱、10日に
医療機関を受診した。同省は検疫官の濃厚接触者に外出自粛を指示した。

 同船は3日夜に横浜市の大黒ふ頭沖へ到着。1日の那覇入港後に香港で下船した男性の感染が確
認されたため、那覇での検疫は取り消され、改めて検疫官らが乗船して横浜で検疫を続けていた。 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200212-00000027-jij-soci