京都五花街の芸舞妓(げいまいこ)が京都の歴史や文化を学び教養を高める研修が30日、京都市内で行われ、日本最大の禅寺、妙心寺で、約百人が僧侶の法話に熱心に耳を傾けていた。
芸舞妓は日頃、お座敷や稽古で忙しく京都のことを知る機会が少ない上、大半が京都府外出身者であることなどから、京都伝統伎芸振興財団が平成19年から開催。
この日は芸舞妓のほか、舞妓見習の仕込みやお茶屋関係者らも参加した。
舞妓は振り袖にだらりの帯などのおなじみのいでたちとは異なり、薄化粧に色とりどりの普段着の着物姿。
妙心寺ではまず「今を大切に生きる」という題の法話を聞き、正座して座禅体験するなどして禅の世界に触れていた。
同日午後からは京都の伝統工芸、西陣織の工房で、型紙に友禅の色を付ける体験も行う予定。
https://www.sankei.com/west/news/200130/wst2001300016-n1.html
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