2030年冬の五輪・パラの候補地 札幌に決定 JOC
JOC=日本オリンピック委員会は29日、都内で理事会を開き、2030年の冬のオリンピック・パラリンピックについて、札幌市を国内の候補地にすることを正式に決めました。
JOCは、先月2030年冬のオリンピック・パラリンピックの国内の候補地について、招致を目指す上で必要な手続きを締め切り、
国内の都市で唯一札幌市がJOCに対して「大会開催に関心がある」と正式に表明していました。
これについて、JOCは、29日都内で開いた理事会で協議し、全会一致で札幌市を2030年冬のオリンピック・パラリンピックの国内の候補地にすることを正式に決めました。
JOCは今後、IOC=国際オリンピック委員会に対して候補地の決定を通知し、正式な招致の手続きに入ることにしています。
開催地の招致について、IOCは去年6月の総会で、複数の国や地域との共催を認めたほか、大会の7年前に開催地を決めるとするIOC憲章の規定を削除して、
状況に応じて開催地を決めることが可能になりました。
2030年の冬のオリンピック・パラリンピックの招致をめぐっては札幌市のほかに、アメリカのソルトレークシティーとスペインのバルセロナが他の都市との共催での招致に関心を示しています。
札幌 秋元市長「オールジャパンの態勢築きたい」
札幌市の秋元市長は記者団に対し「2030年の国内候補地を札幌市に決定したという連絡をJOCからいただいた。IOCとの協議に平行し、JOCや国、競技団体との連携を進め、
オール北海道、オールジャパンの招致態勢を築いていきたい。市民の機運醸成にも取り組んでいきたい」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200129/k10012264151000.html