新型肺炎 日本人帰国用のチャーター機 武漢に向け出発
2020年1月28日 23時06分


新型のコロナウイルスの感染が拡大する中国・湖北省武漢から帰国を希望する日本人を乗せるための最初のチャーター機が、
28日夜8時半すぎに羽田空港を飛び立ちました。チャーター機はおよそ200人を乗せて、29日早朝に、羽田空港に戻る見通しです。

中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、武漢では空港が事実上、
閉鎖されるなど公共交通機関がストップし、現地に滞在する日本人についても帰国が困難な状況となっています。

外務省では、これまでにおよそ650人が帰国を希望していることを確認していて、政府は全日空のチャーター機を手配して、
希望者全員を順次、帰国させることを明らかにしています。

その最初のチャーター機、ボーイング767型機が、28日夜8時半すぎに羽田空港を飛び立ちました。

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武漢の日本人男性 帰国希望も連絡待ち
湖北省武漢に滞在している20代の日本人の男性は、日本への帰国を希望しているものの、日本政府のチャーター機に乗れるか、こ
れまでのところ情報がなく、大使館側の連絡を待っている状態だと話しています。

日本時間の28日夜8時すぎ、NHKの電話インタビューに応じた男性は「今夜、チャーター機が日本を出発する予定だ
という連絡はありましたが、集合場所などについて、現時点で具体的な話は来ていません」と話していました。

そのうえで「一応、荷物は整理して、すぐに出発できるような状態にはしています。帰ると決まったのであれば、
早く帰りたいです。今の武漢の状態だと、生活を続けるのはかなり難しい状況です。

 このあとのチャーター機がいつになるのか分からず、食料などをどのくらい用意しておけばいいのか不安です」と話していました。

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全文
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200128/k10012262821000.html