日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告が中東のレバノンに逃亡したことを受けて、森法務大臣は、
プライベートジェットで、ひそかに出国したと見られている関西空港を視察し、厳格な出入国管理を改めて
指示しました。
カルロス・ゴーン被告は先月、関西空港からプライベートジェットの荷物の中に隠れて出国したと
見られていて、この荷物はエックス線検査を行っていませんでした。
これを受けて森法務大臣は、関西空港のプライベートジェット専用の施設を視察し、出入国在留管理庁の
職員から出国の手続きの流れなどについて説明を受けたあと、荷物のエックス線検査の体制などを
確認しました。
このあと、森大臣は記者団に対し、「現在は、不法な出国はできないようになっている。これから
東京オリンピック・パラリンピックもあるので、テロなどを含めて、不法な出入国がないようにしっかりと
体制をとっておく必要がある」と述べ、厳格な出入国管理を改めて指示したことを明らかにしました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200119/k10012251051000.html