中国が設立を主導した国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)が、日本の政府系金融機関に勤務していた
日本人男性を今月から採用したことが13日、分かった。国際融資の経験が豊富な男性からノウハウを吸収することを
期待しているとみられる。複数の国際金融筋が明らかにした。AIIBには、米国と同様に加盟を見送っている日本から
積極的に人材登用することで、将来的な加盟に向けて布石を打つ狙いもありそうだ。

 採用された日本人男性は国際協力銀行(JBIC)でアジアの新興国のインフラ事業に融資する業務に携わり、
昨年に中途退職。北京のAIIB本部で年明けから勤務を始めた。
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