中東情勢の先行きへの警戒感から3日のシンガポール外国為替市場では、リスクを避けようと、
ドルを売って、円を買う動きが強まり、円相場は一時、およそ2か月ぶりの水準まで円高ドル安が進みました。
3日のシンガポール外国為替市場は、アメリカ軍の攻撃でイランの精鋭部隊、革命防衛隊の司令官が
死亡し、中東情勢の先行きへの警戒感が広がったことなどからドルを売って、比較的安全な資産とされる
円を買う動きが強まっています。
このため、円相場は一時、およそ2か月ぶりの円高水準となる1ドル=108円近辺まで値上がりしました。
市場関係者は「アメリカ軍の攻撃により、イランの司令官が死亡したことをきっかけに投資家の間で、
リスク回避の動きが広がった。市場では、報復措置などイラン側の出方に注目が集まっている」と
話しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200103/k10012234691000.html