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骨髄移植した男性の精液から「ドナーのDNA」しか検出されない大事件発生! どうなっちゃうの!?
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0001 おちんちん ◆d9eTMNEKrI (ぎょうざ) [US]
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2019/12/27(金) 23:02:57.11?PLT(25252)

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クリス・ロング氏

 米ネバダ州ワショー郡に住むクリス・ロング氏(51)は、2014年に白血病と診断され、その翌年にドイツ人ドナーから提供された骨髄を移植する手術を受けた。それから5年、彼は法医学をはじめとする専門家たちの注目を集めている。
検査の結果、彼の血液や細胞にはドナー由来のDNAが含まれていることが判明し、さらに驚くべきことには、精液からはドナー由来のDNAしか見つからなかったというのだ。米「The New York Times」(12月9日付)ほか、多数メディアが取り上げている。

 地元メディア「KTVN」の記事によると、ロング氏は長年保安官事務所の技術部門に勤めており、病気が発覚して骨髄移植を受けると決まった時、同僚から「移植後のDNAを研究できないか」と提案されたという。このような研究は過去に例がないと聞き、辛い闘病を少しでもポジティブなものにしたかった彼は、この申し出を快諾した。

 骨髄移植を受けてから、ロング氏は毎日自身の血液サンプルを法医学研究室に送り続けた。血液からDNAプロファイルが解析されてその変化が観察され、手術から4カ月後にはすっかり新しいものに入れ替わっていた。

 骨髄移植を受けると、患者の体内では移植されたドナーの造血幹細胞が健康な血液を造り出すようになる。そのため、血液型も変わってしまう可能性があるし、そこに含まれるDNAにもドナーのものが含まれるようになる。また、血液は全身を循環するので、体の各部にもドナーのDNAが現れることがある。この現象はよく知られており、医学的に問題がないこともわかっている。

 ロング氏の体にも同様の現象が起きていた。体内におけるドナーのDNAの割合は年々増しており、移植から4年後の検査では、彼の唇や頬を拭った綿棒といった体各部のサンプル、そして精液からもドナーのDNAが見つかったのである。収集されたサンプルのうち、ドナーのDNAが見つからなかったのは胸毛と髪の毛だけだという。

 だが、ここで研究者たちも予想しない事態が発覚した。精液中から検出されたDNAはすべてドナー由来のものだったのだ。

 このことは2つの大きな問題を示唆していた。一つは、「患者が子供を作ったら、それはドナーの遺伝子を引き継ぐ子供になってしまうのではないか」というものである。ロング氏は移植を受ける以前、2人目の子供が生まれた後に精管切除を受けており、今回の研究ではその精子を調べることはできなかった。

 ドナーのDNAしか検出されなかった理由について、精液には通常精子と白血球が含まれているが、ロング氏の場合精子は含まれず、移植された造血幹細胞から造られる白血球のみが含まれるため、ドナーのDNAだけが検出されたのではないかということだ。また、多くの専門家は造血幹細胞の精子への影響を否定しており、子供がドナーの子になるというような事態にはならないとしている。

つづく

ソース
https://tocana.jp/2019/12/post_134358_entry.html
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 そして、もう一つの問題は、犯罪の科学捜査におけるものだ。DNA鑑定によって無実のドナーが罪に問われかねず、また、遺体の身元調査にも影響を及ぼしかねないのである。推理小説や刑事ドラマがお好きな方なら、この手の“トリック”を一度は見たことがあるだろう。世界では実際に犯罪捜査に影響を与えた事例も存在する。

 例えば、2004年にアラスカで起きた性犯罪では、遺留物の精液から抽出されたDNAが、刑務所にいる男性のものと一致したという。事件当時は収監中で、もちろん彼は犯人ではない。調査の結果、過去に兄弟から骨髄移植を受けてたことが判明し、警察はそのドナーを逮捕した。

 また、別のケースでは、性的暴行の被害者から2人分のDNAが検出されたという。しかし、被害者は犯人が1人だったと話し、証拠品との矛盾から被害者の証言そのものが疑われてしまったそうだ。しかし、逮捕された犯人には骨髄移植の経歴があり、2人目のDNAはそのドナーのものであることがわかった。

 身元不明男性の遺体のDNAを調べたら女性のものだったという話もある。2008年、韓国で見つかった遺体の検査を行ったところ、見た目や体つきはどう見ても男性なのに、血液や肺、脾臓に含まれるDNAは女性のものということがあった。最終的には腎臓のDNAで身元が判明したが、この男性は過去に娘から骨髄移植を受けていたことがわかっている。

 世界では、毎年何万人もの人々が白血病などの血液疾患のために骨髄移植を受けている。しかし、移植を受けた患者のDNAに関する調査はほとんど行われていないのが実情という。ロング氏のデータは実に貴重であり、今後も研究を続けていく予定だという。

 今ではすっかり回復して職場にも復帰したロング氏。「実験に参加するのはとても楽しかった」と語り、来年の夏にはドナーに会うためのドイツ旅行を計画しているそうだ。
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