米国製オートバイ・ハーレーダビッドソンの愛好家たちが12、13両日、
栃木県内で開いたバイクイベントで集めた義援金計300万円を台風19号による被害が大きかった同県佐野、栃木両市に寄付した。
呼び掛け人は、ハーレー乗りのための雑誌「VIBES」を発行する「源」(東京都文京区)の代表、只野利浩さん(58)。
同社は先月2〜4日、同県市貝町で愛好家集会「バイブズミーティング」を開催。全国から約8000人が集結した会場で、
1枚500円の慈善ステッカーを販売したところ、約300万円が集まり、佐野、栃木両市に150万円ずつ贈ることにしたという。
只野代表や地元・佐野市の愛好家、遠藤直樹さん(55)、ゆかりさん(51)夫妻らが12日は同市役所前で、13日は栃木市のとちぎ蔵の街美術館前で、それぞれ両市長に目録を手渡した。
佐野市での贈呈後、只野さんは「復興を願うバイカーの思いを届けた。私も東日本大震災の被災地、福島県南相馬市の出身で、被災者の気持ちは分かる。微力でも力になれれば」と話していた。【太田穣】
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