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英総選挙 与党・保守党が過半数獲得か BBC出口調査予測

EU=ヨーロッパ連合からの離脱の是非が最大の争点になったイギリスの総選挙は日本時間の13日午前7時に投票が締め切られ、
公共放送BBCは出口調査に基づく予測として、離脱の実現を公約に掲げる与党・保守党が議席を大幅に伸ばして過半数を獲得する
見通しだと伝えました。保守党が過半数の議席を獲得すれば、ジョンソン首相が訴えてきた来年1月の離脱に道筋がつくことになります。

イギリスの総選挙の投票は12日、全国650の選挙区の投票所で行われ、現地時間の午後10時、日本時間の13日午前7時に締め切られました。
投票の終了と同時に、メディア各社は出口調査の結果に基づく各党の獲得議席の予測を伝えました。

BBCは議会下院の650議席のうち、来年1月のEU離脱を公約に掲げる与党・保守党が選挙前の298議席から大幅に増やして
368議席を獲得すると予測し、過半数の326議席を大きく上回る見通しだとしています。BBCは「サッチャー首相が率いて勝利した
1987年の総選挙以来、最大の勝利となる見込みだ」と伝えています。

一方、EUとの再交渉や国民投票の実施を公約にする最大野党・労働党は選挙前の243議席より大きく減らして191議席にとどまるとしていて、
予測どおりとなれば第2次世界大戦直後の1945年の総選挙以降、最低の議席数になるということです。

また、EU残留を訴えるスコットランド民族党は55議席、自由民主党は13議席と予測しています。

保守党が過半数を得た場合、議会でEU離脱に向けた法案が承認される見通しとなり、
ジョンソン首相が訴えてきた来年1月の離脱に道筋がつくことになります。

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