ホンダジェット、中国で納入開始
ホンダは11日、航空事業子会社の米ホンダエアクラフトカンパニーが小型ビジネスジェット「ホンダジェット エリート」を中国で初めて顧客に納入したと発表した。
ホンダは富裕層が多い中国をアジアにおけるビジネスジェットの主要マーケットと位置付けている。2017年10月に先行して受注活動を始め、19年8月に販売に必要な型式証明を取得していた。
今回納入したホンダジェット エリートは18年5月に発表した新型機。燃料タンクを大きくするなどして航続距離を従来のホンダジェットよりも伸ばし、最新の飛行管理システムなども備える。
ホンダジェットの販売は好調だ。17〜18年と2年連続で世界の小型ビジネスジェットの納入機数で首位となった。現在はホンダジェットとホンダジェット エリートを合わせて世界で約140機が運用されている。
ホンダエアクラフトカンパニーの藤野道格社長(ホンダ常務執行役員)は「中国のジェネラル・アビエーション(一般航空)市場が着実に発展する中で、ホンダジェットが新たな価値を生み出すことを期待している」とコメントした。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO53212890R11C19A2XA0000?s=3