10日午前の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(356回債、表面利率0・1%)の利回りが一時、
前日終値から0・010%高い0・000%まで上昇した。マイナスを脱したのは3月上旬以来、約9カ月ぶり。
財務省が10日に実施した5年債入札が低調に終わるとの警戒感から、国債の売りが進んで利回りが上昇した。
市場関係者は「世界の景気が今後上向くとの見通しから安全資産の国債を売り、リスク資産への投資が進んでいる」と指摘した。
大阪取引所10年国債先物の中心限月である12月きりは22銭安の152円04銭。
https://www.daily.co.jp/society/economics/2019/12/10/0012947829.shtml