原英史
森ゆうこ議員に関する請願、結論は、議運委理事会で「保留」とされ、本会議で審議されることなく終わりました。
6万7千人の皆さまにご賛同いただき、多くの方々のお力添えをいただいたにもかかわらず、
本会議での審議にすら至りませんでした。私の力が足らず、本当に申し訳ない限りです。
こうした経過のため、国会議事録上、各会派の賛否が明らかにされません。
今日9日の議運委理事会では、最終的にそれぞれ以下の立場を表明されたと聞いています。
・維新:「賛成」
・自民、公明、立・国・社、共産:「保留」
国会の慣行上、請願は「全会一致」賛成に限り採択されるため、ここで終了となりました。
請願は採択されませんでしたが、もちろん、これであきらめるつもりはありません。次の手を考えています。
ただ、ここまでのプロセスで明らかになったのは、国会で事実無根の誹謗中傷などの人権侵害がなされたとき、
救済の道はほぼ存在しないことです。
憲法第51条の「免責特権」により、訴訟の道はほぼ閉ざされています。そこで国会に懲罰を求めて請願を出せば、
今度は「全会一致」の壁に阻まれます。
これは、深刻な問題と考えます。今後も、同様の人権侵害がなされる可能性があります。私よりもっと弱い立場で、
表でなかなか言い返せないような人がターゲットにされれば、より悲惨な事態にもなりかねません。
円滑な人権救済の仕組みづくりを、早急に国会で行うべきです。これは、党派を超えて、「免責特権」を
与えられた国会議員の方々の果たすべき責務と思います。
私も、こうした状況を知った以上、最大限取り組むつもりです。
今回の請願に関して、多くの方々に本当にお世話になりました。
特に、紹介議員をお引き受けいただいた浅田均議員、参議院議運委理事として多大なご尽力をいただいた東徹議員、
さまざまな場面で強力にサポートいただいた足立康史議員には、感謝の言葉がみつからないほどです。
日本維新の会の皆さまに、心より御礼申し上げます。
自民党には、賛成いただけませんでした。しかし、その中であえて声をあげていただいた塩崎恭久議員、小林史明議員、青山繁晴議員、長尾たかし議員には、
本当に感謝しています。ほかにも、(青山議員が発言されているので触れてよいのかと思いますが、)山田宏議員、
小野田紀美議員など、何人かの自民党議員の方々に水面下でご協力いただきました。また、みんなの党会派の渡辺喜美議員、
浜田聡議員には、請願に賛成と表明いただきました。誠にありがとうございました。
ただ、自民党の対応には失望したことも、あわせてお伝えせざるを得ません。
国会の外では、お名前をお一人お一人あげきれませんが、多くの識者の皆さま、メディアの方々に、
強力なご支援をいただきました。心より感謝申し上げます。
(続く