名古屋市の名古屋城木造復元事業が行き詰まっている。当初2022年末だった完成目標を8月に断念した後も石垣の保全方法が決まらず、
文化庁に事業許可を申請するめどが立っていないためだ。文化庁は、石垣について話し合う市の有識者会議の了承を得るよう求めており、
市は「工期」から「石垣」重視の方針に転換している。
11月28日から12月7日まで延期の経緯などを伝える市民説明会を8回開催し、河村たかし市長は全てに出席。「期限が延びたことは
申し訳なかった」と陳謝し、理解を求めたが参加者からは「市民の合意がないまま突っ走ってきた結果だ」などと批判も相次いだ。
https://www.daily.co.jp/society/culture/2019/12/07/0012940904.shtml