「なかったことに」捜査書類をシュレッダー 容疑で巡査部長を書類送検 京都府警
捜査書類をシュレッダーで破棄したとして、京都府警は5日、公文書毀棄(きき)
容疑で捜査2課の30代の男性巡査部長を書類送検した。「被害額の裏付けに時間が
かかり、なかったことにしようと思った」と容疑を認めているという。府警は同日、
巡査部長を停職1カ月の懲戒処分とし、巡査部長は同日付で依願退職した。
書類送検容疑は、京都府警山科署刑事課に所属していた平成29年3月初旬、取り
扱っていた特殊詐欺事件の被害届1通と供述調書1通を署内でシュレッダーにかけて
破棄したとしている。
府警によると、今年7月に山科署が証拠品や関係書類を点検した際に見当たらな
かったことから発覚した。また、8月下旬に許可を得ずにUSBで捜査情報を持ち
出したことも分かった。府警は被害者に説明し、引き続き捜査を進めるとしている。
https://www.sankei.com/west/news/191205/wst1912050012-n1.html