韓国紙・朝鮮日報によれば、ソウルに駐在する邱国洪・中国大使は先月28日に行われたフォーラムで、
「米国が韓国本土に中国向けの戦略兵器を配備した場合、いかなる悪い結果がもたらされるか、
皆さんも想像できるはずだ」と発言したという。
韓国の識者らが恐れる本物の「国難」が、いよいよ幕を上げつつある。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/12/post-13535_1.php

同紙はこの発言について、「韓国が米国の中距離ミサイル配備に応じた場合、『
高高度防衛ミサイル(THAAD)』問題以上の報復を受ける可能性が高いので注意せよ」
という意味の警告と受け取られている――と伝えた。
韓国が2016年に米国の迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の在韓米軍配備を公表すると、
中国政府は様々な経済制裁でこれに応じた。

THAADの韓国配備は北朝鮮の脅威を理由としたものだったが、同システムのレーダーは最大探知範囲が1000キロに及ぶことから、
中国は自国内の弾道ミサイルが無力化されることを懸念したのだ。中国の経済制裁により韓国が被ったダメージに比べれば、
日本による輸出規制措置など生易しく感じられるほどだ。