「桜を見る会」での“逃げ恥作戦”


永田町では今、季節外れの「桜」が話題だ。長年にわたって4月に開催されてきた首相主催「桜を見る会」
をめぐる“私物化”批判で、安倍晋三首相が窮地に追い込まれているからだ。

首相自身が主役となって税金が使われる公的行事に、「長年の慣行」を理由に地元山口県から多数の支援者を
招いていたことで、野党や国民から厳しい批判が巻き起こり、一気に「首相のスキャンダル」に発展して
内閣支持率も下がり、年明けの“桜解散”もささやかれる事態となっている。

 首相は問題発覚後、間を置かずに「見る会」の来年開催中止を決め、自ら記者団に事情説明して反省の態度も示した。
主要2閣僚辞任や大学入試共通テストでの英語民間試験実施見送りなど、10月下旬から相次いだ
「政権の火種の素早い火消し」に続く“安倍流危機管理”だ。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019112700561&;g=pol