自転車観光で5県連携 周遊ロード実現へ国東市でシンポジウム
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瀬戸内海に面した九州、四国、中国地方の5県がサイクリングを生かした観光について考える「サイクルツーリズムシンポジウム」が11月29日、国東市国東町小原のホテルベイグランド国東であった。
各県の県職員らが5県を周遊するサイクリングロード実現に向けて話し合った。30日は市内を巡るサイクリングツアーが開かれた。
 大分、別府、日出、杵築、国東、豊後高田の5市1町でつくる日本風景街道「別府湾岸・国東半島海べの道」推進協議会(菊口邦弘会長=大分銀行専務取締役)の主催。市内外から約150人が来場した。
 国交省自転車活用推進本部事務局の大野昌仁次長が記念講演。「自転車を使った観光振興は空港やフェリー場で自転車を持ち込みやすくする環境づくりが重要」などと伝えた。
 パネルディスカッションでは大分、愛媛、広島、山口、福岡の5県の県職員や自転車販売店の経営者ら6人が議論。サイクリングロード構想の実現について、「各県にたくさんの見どころがある。
ゆっくり時間を過ごしてもらいたい。いろんなプランを提供してはどうか」「連携してガイドを養成しては」「5県では距離が長いので、地域ごとに活用法を考えたらどうか」などといった意見が出た。
 サイクリングツアーには約20人が参加。町内のサイクリングターミナルをスタートし、海沿いの景色が楽しめるコースを回った。